追悼 いっちゃん

ひおとこ

2006年09月03日 23:10

喜名定市


通称 いっちゃん



8月30日に68歳で亡くなりました



県内の芸能関係者らにいっちゃん知らない人はいないと言われる位、
有名なおじいさん。

別に何か偉業を成し遂げたとか、
伝統芸能保持者とかではなく、
普通の芝居好きなおじいさん。

いつのまにやら、

芝居の神様

とまで、言われたおじいさん。

僕が、いっちゃんの存在を知ったのは、2年前の大航海レキオスが始まったばかりの
那覇市民会館でした。


沖縄で舞台に立ち、初めて会うスタッフの方々や関係者の人が
慌しく動いていた楽屋裏。

そんな関係者しか入れない楽屋付近を
今までまったく見ない老人がフラフラ歩いてました。

ん?あんな人いたっけ?

スタッフって書かれた防止をかぶってるが、明らかに働かずに
のんびりウロウロしてるだけ。

どっかのホームレスが迷い込んだのか?

でも、顔見知りのスタッフは何も違和感なく、働いてる・・・

不信感は俺だけなのか???

崎浜秀彌 さんが普通に会話してるのを見て、後で尋ねてみた

ああ、あの人はいっちゃんって言って、
昔っから芝居好きのおじいちゃん。
あの人が見に来る舞台は大入りになるっていうジンクスもあるんだよ
いっちゃんは顔パスなの



ほぇ~~~~!!


他のスタッフの方々に聞いても似たような話を聞き、

芝居の神様とか、舞台の守り神とか呼ばれてました。

なんでも、いっちゃんは面白くないと思ったら、劇の途中で出て行くそうです

バンク・バン・レッスンをてんぶすでやった時も、
大城孝充さんが、終演後
いっちゃん最後までいたね~
って言ってたのを思い出します。

去る9月1日の告別式には沖縄芝居役者、舞踏家、お笑い芸人、ミュージシャン、スタッフなど
多くの芸能関係者が参列したそうです。

入れ歯のない口で、それこそ顔をくしゃくしゃにさせた笑顔のいっちゃん。
僕の記憶にあるいっちゃんです。

多くの人に愛されたいっちゃん。

そして、それを受け入れた最初の舞台関係者、
それをまた、受け入れていった、多くの舞台関係者。

優しい気持ち
温かい気持ち

伝わっていくこと

・・・・・言葉がでないや・・・

適切じゃないかもしれないが、

ありがとう

ゆっくり休んでくださいね